年末行事としての「仕分け」
日本のプロオーケストラ30団体が現在受けている文化庁からの助成は年間約19億円。他の先進国に比べ少ないが、事業仕分けでそれが半分に減り、学校への芸術家の派遣事業も打ち切られる可能性が出てきた。
中村さんは「芸術文化は子供の夢やイマジネーションを育て、科学や先端技術の思考にも役立つ」と述べ、寄付税制の見直しなど芸術を支える方法を根本から再考することが必要だと訴えた。(日経)
コメント:
昨日、取材に来られた新聞記者氏によれば、「仕分け第2ラウンド」はどうやら回避されそうとのこと。
まあ、予算編成まで時間が、もうないし。でも、昨日まで各新聞とも、やりそうなことを書いていたけどな。
いずれにせよ、仕分けに基づく予算編成は、12月30日が目処だが、なんと越年の可能性すら示唆されている。その間、財務省以外の各省庁や、たとえば各種団体などは、集会を開くなど、最後の最後まで、必死のアピールの連続だ。
民主党が政権与党でいる限り、上記記事のような光景は、年末行事のように繰り返されるのだろうな。
さて、ノーベル賞学者、文化人、スポーツ団体・・・。
あれっ?・・・たとえば、これって、全部、文部科学省が所轄じゃないか(笑)。
有名人とマスコミを利用して、自分らのプレゼン能力不足を補おうとする文部科学官僚。マア、他の省庁の官僚からは「いいなあ、「飛び道具」を使えて(笑)」と揶揄されているようだが・・・。
まあ、東大時代から、学業成績の点で、財務キャリア官僚の後塵を拝していた文部キャリア官僚。あんたら、社会に出ても、一生、そんな感じでいいのか?
でも、今回、有名人を担いでまでして、1部の予算(スパコンなど)を除き、関係予算のほとんどは減額査定らしい。
ここで決死のアピールをして、「漢(おとこ)」を見せないと、いつ見せるんじゃ!・・・文部官僚・・・と、言いたいところだが・・・。