漢方薬の件
政府の行政刷新会議の事業仕分けで、漢方薬が保険適用の対象外とされた。決まれば、これまで原則1~3割だった負担が全額に。「薬局で売っている」が“切り捨て”の理由。しかし、「西洋薬では代替できない」「負担に耐えられない」と患者や医師から反発の声が上がっている。
「これからどうなるのか」。東京都武蔵野市の心療内科「ポレポレクリニック」。辻内優子院長は事業仕分けの後、患者から相談を受けた。
更年期障害やストレスで心身の不調を訴える人が多く、約8割の患者に漢方薬を処方する。「直接的な対症療法ではなく、漢方薬で体質改善を図る根本治療をしている人が多い。全額負担では治療が難しくなる人も出るだろう」と辻内院長。
仕分けには、日本東洋医学会なども反発した。1日、保険適用の継続を求める署名簿を厚生労働省に提出。インターネットの約9万人を含む約27万人分が1週間足らずで集まった。
日本東洋医学会会長で千葉大大学院医学研究院の寺沢捷年教授は「西洋薬ですべての漢方薬の代替はできない」と反論。(共同)
コメント:
最終的に、いきなり、全部「切り捨て」にはならないとは思う。
それでも、そういう行為が十分「殺人政策」だという実感すらないのが、今の日本政府・財務官僚のクオリテイ・・・。
これから、別件の新聞取材があるんだけど、今度は、前の新聞社とか違って、ちゃんと書いてくれるだろう(笑)。