米政府、ES細胞研究助成を解禁
米国立衛生研究所(NIH)は2日、さまざまな組織や臓器に成長する胚(はい)性幹細胞(ES細胞)13株について、連邦政府予算を使って研究することを認可した。
前政権下で停滞していた米国のES細胞研究が再始動する。
ES細胞はパーキンソン病などの難病の治療や研究に役立つと期待されるが、受精卵を壊して作るため、キリスト教保守派が反発。
ブッシュ前政権の8年間は、ES細胞研究への助成が禁止され、連邦予算による研究が扱えるのはすでに作製されていた21株に限定されていた。
オバマ大統領が3月に方針を転換、助成を解禁した。
新たに認可されたのはボストン子供病院の11株と、ロックフェラー大の2株で、不妊治療クリニックで余った受精卵から作られた。このほか96株が申請されており、近く20株が認可される。
(読売新聞)
コメント:
ボストン子供病院の11株・・・ここはハーバード大学医学部の教育病院。
世界最高の小児病院であり、最近は、iPS細胞研究の世界的な拠点でもある。
当然、ES細胞とiPS細胞の研究が加速する。
一方、日本は、ヒトES細胞使用の規制緩和をするといいながら、まだまだで、しかも、研究費まで削減だ。
日本でのiPS細胞研究は、相対的には「まだ庇護」されているといった状態。
日本では「Winner takes all.」の本質が理解されていないようだな。科学者ですら。
特許戦略の面で、米国の恐ろしさを来年、味わうことになるだろう!
日本が、今の制度のままならば。
腐った日本を買い叩く!買い叩く!買い叩く!
・・・本当に、こうされるぞ・・・。
ということで、新型インフルネタを書いている場合でもないのだが。。。
でも、あんた方、そのネタが好きなのよね・・・。