<新型インフル脳症>;若年インフル患者の異常行動急増 厚労省、注意呼び掛け
9月下旬から11月中旬までに、
飛び降りなどの異常行動を起こしたインフルエンザ患者が151人に上ったことが、
厚生労働省研究班のまとめで30日分かった。患者は1~17歳で、
ほとんどが新型インフルエンザとみられる。
治療薬タミフル服用の有無にかかわらず、8割近くが発熱から2日以内に発生していた。
新型ワクチンの副作用などについて検討する厚労省の専門家会合で報告された。
異常行動の内容は、飛び降り、突然走りだす、うわ言など、
例年の季節性インフルと同様だが、わずか2カ月弱で昨冬の179人に迫る勢い。
厚労省は「新型の流行拡大に伴い急増している」として、薬の服用にかかわらず、
発熱から少なくとも2日間は患者から目を離さないよう注意を呼び掛けている。
151人のうち26人(17%)がタミフルを、36人(24%)がリレンザを服用、
どちらも服用していない人も16人(10%)いた。
残りは不明。11~13歳がそれぞれ20~21人と、他の年齢に比べ多かった。(共同)
コメント:
季節インフルでならば、こういう現象は、タミフル>リレンザだが・・・。
新型インフルは、有意差なし。どちらかといえば、むしろリレンザに多い傾向だが・・・。抗ウイルス剤のせいでもない・・・。変わらないのは、高校生以下が圧倒的ということか・・・。
医学界は、「新型インフル脳症」という疾患概念をもう、新しく出したほうがいい。季節の場合とは、違う。
発熱(高熱)が主な原因だろうが、かといって、解熱剤の安易な使用も、また問題を余計に複雑化する可能性もあるしな・・・困ったな・・・。
今の時点では、「2日間、少なくとも、お子さんの熱が引くまでは厳重監視」と親御さん達には、言うしか無いな・・・。
私は、こういうことを含めてずっと言ってるのですが、「新薬の限定的投入」は、もう必然だな。。。(なお、私・・・近く、ハーバードに、いっちゃダメですか? ヒトiPS細胞がらみで大事な仕事なんですけど・・・)