日本の科学の崩壊 1
研究者らが、大きな非難を政府の「仕分け人」と財務省の主計官たちに浴びせていますね。
でも、よく見ていると、次のような興味深い言説を彼ら「トップ研究者」らは、行っています。
曰く・・・「たった10分そこらの説明時間で、納得のいく説明は不可能・・・」
でも、彼ら「トップ研究者」らは、学生や研究員に次のように指導します。
「研究内容を、専門外の審査員にも興味を持って理解してもらえるように、指定時間内に要領良くまとめろ」、
「コミュニケーション能力を磨け」、「プレゼンの質を高めろ」・・・ナドナド。
でも、このようなことを今回そのまま、彼らは、仕分け人たち(権力者側)に言われてしまっているわけですね。
例えば、スパコンが無ければ、日本のiPS研究にも大きな支障がでるでしょう。
科学の国際競争では、Winner takes all.・・・勝者が金も、名誉も全部奪取するわけです。
2位以下では、特に医薬開発の場合、国民・患者に大きな負担のしわ寄せが行くと思います。
まあ、このあたりのことを、「あんまり興味は無いが、いちおう聞いてやろうと思ってる人」たちに、聞かせるようにしなければ・・・。文句を言うだけではいけません。
今まででは、毛利さん(元 宇宙飛行士)のプレゼンだけが傑出していましたね。
その他は・・・。
聞いてくれる人のことを念頭において、周到な準備をして、明快にプレゼンしないから「第1ラウンド」は、負けるわけです・・・。
今まで、「基礎研究は、いつ結果がでるかわからない。だけど、大事」といい続けるだけで自分自身と市民を「誤魔化」し、安眠を貪っていた輩は、一度、痛い目にあったほうがいいと思っています。
この危機を「機会」に変えられない研究者は、誰であれ、退場させることが国益につながるでしょう。
なお、私は、民主党には、このブログ記事の中で、選挙前から、彼らが政権をとれば、かなりひどい世の中になると予想してました。別に、自民もひどかったですが、少なくとも、科学者にとっては、悪夢でしょう。
まあ、民主党と財務官僚が、この国を、更に深い闇へと落とし込んでいます。
この調子ならば、日本が科学技術開発において、米国どころか、中国に負ける時は、2015年ごろと予測しておきましょう。