パパ、明日はホームランだ~ | 医学ニュースの深層

パパ、明日はホームランだ~

表題のような「吉野家」のCMが、昔、あった。

明日から、今年度のノーベル賞の発表が始まる。

「明日はホームラン」になるかどうか。。。


まずは、生理学・医学賞からだ。

発表は日本時間の18時30分になる。


焦点は、iPS細胞の研究で、京大の山中教授が取るか否かだろう。

ラスカー賞授賞式から、今日、帰国されたばかりだろうが、明日の昼過ぎあたりから、彼の周辺が、かなり、ざわざわしそうだ。


まあ、取れるか否かを問わず、マスコミが、京大の時計台あたりから、近衛通りあたりまで、うろうろするんでしょうね。


これだけ、日本のマスコミが騒いでたら、ひっそりと待ってらっしゃる方を選ぶのがノーベル選考委員会の常道。


まあ、今年は、「スタチンの(臨床上の)多面的効果への貢献」ということで、遠藤先生に差し上げてもらいたいものだ。


山中先生のiPS細胞は、取れるか否かではなく、いつ取るかが問題で、何も今年でなくてもいい。ヒトiPS細胞の標準化が一段落して、リサーチツールとして、広く使われだしてからでいい。


まあ、今年とられたら、この国では「ノーベル賞」だけがクローズアップされて、「臨床応用」にいまいち力が入らなくなるような・・・。

あとは「アメリカさんが、頑張って~」という具合になるような気がしてならない・・・。