ヒトの血液型と癌(がん)
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今回の研究では、膵癌患者4,300人強および
非膵癌者4,500人強のゲノムを分析。その結果、
血液型A、BないしAB型を表すABO遺伝子の
変異体を有する人は膵癌リスクが高いことが判明。
O型では膵癌リスクの増大はみられなかったという。
この報告は科学誌「Nature Genetics」オンライン版に
8月2日掲載された。
米国立癌研究所(NCI)によると、 今回の結果は、血液型がA、B、AB型の人は、 膵癌および胃癌のリスクが高いことを示した 過去の研究に一致するものだという。 「さらに研究を重ねる必要があるが、 この知見が切実に求められる診断と治療の向上につながる 可能性がある」と、 研究著者の1人であるNCIのPatricia Hartge氏は述べている。 膵癌は米国で癌による死亡原因の第4位となっており、 検出が難しい癌である。 患者の多くは診断された時点で身体の別の部位に癌が転移しており、 5年生存率は5%未満。 膵癌の危険因子(リスクファクター)には糖尿病、喫煙、 人種および家族歴などがある。
コメント:
日本でも、膵臓癌は難治性癌の代表格。 死亡者も年々、増えている。 進行度もとても早いし、患者の苦痛たるや、 皆さんの想像の域を超えていると思う。 だから医療上、やむを得ず「麻薬」を使うんだよ。 この世で、他人に対して「白いクスリ」を使うのは、 われわれだけでいい。 コントロールできない「核兵器」があってはならないのと同様に、 コントロールできない「白いクスリ」があってはならないが ・・・あるんだよね(前の記事のように)。 さて、膵臓癌(の予防)について「ある意味」画期的ともいえる、 上記のような論文知見が出た。しかも、一流誌だ。 では、0型人間になればいいのか? (ちなみに私・・・O型 おとめ座です)。 たとえば、骨髄移植すれば、ドナーの血液型になる (免疫反応を起こさないもの)けれど、 O型以外の方は0型のドナーから骨髄を貰ってみる? 血液型が変わっても、「性格」まで変わらないから安心しな! (・・・こういうことだから「血液型占い」なんて科学的には、 あてにならないのは、わかるでしょ)。 あと、たとえば、A型の方が消化器系の癌になると、 B型になることがある。 さあ、この夏、みんな、0型になりませんか≧(´▽`)≦
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