新型インフル:第一三共のインフル薬治験結果、「タミフル」より子供には効果
第一三共は10日、臨床試験(治験)を終えた同社製のインフルエンザ治療薬「CS―8958」(開発番号)の結果を発表した。9歳以下の小児患者への投与では、代表的なインフルエンザ薬であるスイス・ロシュ製の「タミフル」より高い効果が示された、としている。
新薬は吸入器を使って口から吸い込む。小児を対象にした治験では、新薬を1回吸入する場合と、タミフルの小児用ドライシロップを5日間(1日2回)投与する場合を比べた。回復するまでにかかる時間は、新薬1回の吸入の方が短かったという。
成人を対象とする治験では、新薬を1回吸入する場合と、タミフルのカプセルタイプを5日間(1日2回)投与する場合を比べたが、回復にかかる時間はほぼ同じだった。治験は昨冬、日本と台湾、韓国、香港で実施した。
(日経ネット)コメント:
政府(厚生労働省)は、今、ICUにいる4歳の重症例の患児には、「緊急措置」として、治験中のCS-8958を使用してもいいという判断を早急に検討すべき。
実際の使用では、当然、ご両親へのインフォームド・コンセントを十分にとった上でということにはなるが・・・。
上記の重症例は、リレンザ(あるいはタミフル)が処方されていただろうが、それらの効果が無いようならば。
それでもだめなら、ここで「第2波」用に準備してある奴を試さざるをえんが・・・。