まあこんなもん;メタボ健診、受診率は36% 08年度協会けんぽ | 医学ニュースの深層

まあこんなもん;メタボ健診、受診率は36% 08年度協会けんぽ

 40~74歳を対象にした特定健診、通称「メタボ健診」の2008年度の受診率は、
全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入する中小企業の従業員らの全国平均で35・9%だったことが17日、
協会けんぽのまとめで分かった。

 配偶者などの扶養家族は全国平均で11・2%にとどまった。

 メタボ健診は昨年4月に導入され、協会けんぽには扶養家族を含め約3500万人が加入。

国が12年度までに協会けんぽの達成するべき目標として受診率70%を掲げていることを踏まえ、

従業員60%、扶養家族40%を目指したが及ばなかった。

 都道府県別では、従業員の受診率が最も高かったのは山梨の53・3%で、

島根の52・4%、新潟の51・7%が続いた。

 最も低かったのは大阪の21・9%で、以下は東京の28・0%、

埼玉28・1%の順。山梨と大阪では約2・4倍の格差があった。


 協会山梨支部は「医療機関などが少ない地域に健診車を回すなど努力した結果」と強調。

大阪支部は「1日かけて健診を受けることを嫌う人が多かったのではないか。

健診の重要性をアピールしたい」と話している。



コメント:


 最も、メタボ関連疾患にかかりやすい要因を持つ、日本の2大都市の受診率が、

最低を競う結果。まあ、予想通りだな。


 メタボ健診自体の効果も、まだ「十分明らかではない」のに、これ以上、宣伝しても無意味。メタボの定義すら、見直さねばならんのだから・・・。