薬剤耐性インフル タミフル、子供で効果弱く | 医学ニュースの深層

薬剤耐性インフル タミフル、子供で効果弱く

インフルエンザの治療薬タミフルの耐性問題で、厚生労働省研究班

(研究代表者、工藤宏一郎・国立国際医療センター国際疾病センター長)は

大規模な分析結果をまとめた。


毎冬流行するAソ連型ウイルスのほぼすべてで、

タミフルが効きにくくなる耐性遺伝子が見つかった。

投与してから熱が下がるまでの時間も従来より平均10時間以上長くなっていた。


 子供でとくに効果が下がっていることが判明。

ただ、大人では一定の効果も確認されており、

同研究班は「耐性ウイルスに対するタミフルの効果は低下しているが完全に無効ではない」

と結論づけた。 (共同)



コメント:


 これ、季節インフルに対する「タミフル」の効果は、

ほとんど無くなってきたと言っているのと同じです。


 効果といっても、使わないときよりも、1日ほど早く、

熱が下がる程度でしたから。

 まあ、もはや、そのときの半分程度の「効果」か・・・。

 ということは、「効果」のほどは、一般の方々にもわかるでしょう?


 特に、子供で効果減少っていうのは、新型インフルの「第2波」を考えれば、

あまり悠長には構えていられないですね。

 まあ、この場合、当面は、リレンザでなんとか凌ぐことになるでしょうが・・・。


 最悪なら、新規の治療法を、少々無理して、

前倒ししなきゃならない状況になるかもしれないけれど・・・。