とりあえずビール:ビールでホッ、脳活性化の仕組み解明 | 医学ニュースの深層

とりあえずビール:ビールでホッ、脳活性化の仕組み解明

 ビールを飲んだ時になぜ「ホッ」とした気分になるのか。
そのメカニズムを名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授、
原田直明准教授のグループが明らかにした。

 グループは、細胞増殖や神経機能を活性化させる働きがあり、

脳で増加すると不安をやわらげたり気分を静める効果があるタンパク質「IGF-1」に着目した。

 マウスに1日1回0・2ミリリットルのビールを1カ月間飲ませた結果、

IGF-1が脳を含む全身で2倍に増加。一方で、胃や腸の知覚神経を調べると、

神経が刺激され、神経伝達物質が放出されていたことが分かった。


 アルコールに加えて、ビールに含まれるホップの香り成分や

炭酸も知覚神経を刺激することから、

これらの成分による胃や腸での刺激が脳の内部にある海馬(かいば)や、

リラックスさせる副交感神経を刺激し、脳を含む全身のIGF-1が増加したと考えられるという。

 岡嶋教授は「ビールを毎日飲むことで、ストレス解消につながる。

その心地よさが『とりあえずビール』となる理由でしょう。

とはいえ飲みすぎは良くない」と話している。(共同)



コメント


 なるほど。興味深い研究ですね。


ただ、ホッとしたいからというだけで

毎日、ビールを飲んだほうがいいのかどうかは、

「ちょっと考えさせてくれ。」(笑)


なお、今年は、コクのあるビールが流行りそうだとか

広告代理店の知人が言ってましたが、どうなんでしょうね。

そういえば、新しい発泡酒(キリン)が、「コクの時間」だったな。


ところで、このごろの居酒屋さんの「ジョッキ生」って、みんな「発泡酒」だな。

聞けば、そういう商法は、居酒屋経営のイロハのイらしいけど。

「偽装」やんけ。最初から「発泡酒」って書いとけよ。

同じ店の瓶ビールと比べてみな。味が違うのが、よくわかる(笑)。