生演奏で白血病の症状が大幅改善 ウィーン・フィルで実験
【ウィーン6日共同】
世界的に有名なウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のバイオリニストらが
白血病患者の病室で生演奏する実験を行ったところ、
血圧の低下が持続するなど症状が大幅に改善したと
ウィーン医大の研究チームが発表した。ストレス軽減効果があったとみられる。
地元メディアが6日までに伝えた。
実験は2年前に始まり、骨髄移植を受けた患者15人とバイオリニストら楽団員6人が参加。
移植手術の数日後、楽団員がそれぞれ病室を訪ねてベッド脇で約20分間、
バッハなどの曲を演奏した。
患者の緊張は音楽とともにほぐれ、演奏中から血圧が下がったほか、
心拍数も安定し、その状態は演奏後も続いた。
演奏はCDに録音され、患者がCDを聴いて演奏を思い返すたびに良好な結果が出たという。
患者からは精神的な効用を強調する声が上がった。
チームは「白血病患者は膨大なストレスを抱えているが、
15人全員から非常に前向きな反応が得られた」と説明。
楽団員らも「コンサート会場にいるよりも(聴き手との)強いきずなを感じた」と話しているという。
コメント:
ウィーン・フィルでなくても、私とバンド仲間が音楽演奏(歌つき)を病院内で、
(白血病の)患児ら対象に演奏しても、同じ効果が現れたよ。
去年のクリスマスだけど・・・。