新型インフル:妊婦への抗ウイルス剤投与は「OK」、18歳未満の解熱剤投与は避けよ
【ジュネーブ23日共同】世界保健機関(WHO)は22日、新型インフルエンザ患者に対する治療指針を公表、解熱剤や鎮痛剤として使われるアスピリンなどサリチル酸系製剤の使用を18歳未満の若年層では避けることなどを盛り込んだ。若年の新型インフルエンザ患者にアスピリンなどを処方すると、急性脳症などを伴うライ症候群と呼ばれる症状を引き起こす危険があるためとしている。
同指針によると、これまで分かっている範囲では、大半の感染者が入院や抗ウイルス剤の投与を必要とせず、サリチル酸系でない解熱剤などは補助的に投与することは可能。
タミフルなどの抗ウイルス薬は妊婦、肺炎などの呼吸器疾患のある患者などには効果があり、初期の段階での投与が望ましいという。
コメント:
前半は良いとして、タミフルなどの抗ウイルス薬の妊婦への投与については、若干、注意すべき点があるけれど・・・。
季節インフルでの妊婦や授乳中の女性への安全性が確立されていないので。
ただ、彼女らは、今回のハイリスク対象者なので、日本の学会も急転、使用に踏み切る声明を出しました。
ただし、こういう事情があることは、皆さん、知っておいてね!