新型インフル重症率10%程度か 進藤WHO医務官 | 医学ニュースの深層

新型インフル重症率10%程度か 進藤WHO医務官

 今日は、何事もなければ、1日中、論文などを書ける日なので、ちょっと生協にコーヒーを買いに行って、帰ってきたら、表題のNews。

 【ジュネーブ13日共同】世界保健機関(WHO)の進藤奈邦子医務官は12日、新型インフルエンザに関する定例記者会見で、米国、メキシコ両国での患者のデータから、感染者のうち入院が必要な重症に至るケースが「9-10%に達する可能性がある」との見方を示した。2009/05/13 09:49

 通常の季節性インフルエンザに比べて「明らかに」高率で、新型インフルエンザがこれまで考えられていた以上に強力な可能性がありそうだ。

 WHOで新型インフルエンザ対策の技術部門を統括する進藤医務官は、致死率を季節性インフルエンザより高い約0・4%とした米科学誌サイエンス(電子版)で発表された分析結果については「現在利用できる情報に基づいた最良の分析」として、今後変動する可能性があるものの、少なくとも現時点では妥当な分析だとの認識を示した。

 進藤医務官は会見後、日本人記者団に対し、現在の感染状況について「水際作戦だけでは食い止められない。(既に)WHOの中ではパンデミック(世界的大流行)として次の行動に移っている」などと話し、感染被害の軽減に各国が努力すべきだと訴えた。



 でも、NEJM誌の論文では、既報のように(入院が必要な)重症率が9%だったことから、そのままの数値が述べられたというわけ。私も前の記事で、そう書いた。


 今の「第1波」でも、罹れば身体的には結構辛い。また、他の重症患者を多く抱える医療機関も、新型インフル患者が入院してくれば、対応で結構辛い。


 おかげさまで、私も辛い。


さて、これから、第2波用の論文の続きを書くとするか。