WHO、重症度の判断公表へ 新型インフルで
【ジュネーブ12日共同】世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補代理は11日の定例記者会見で、新型インフルエンザがもたらす症状の重さに関する判断を近く公表する考えを明らかにした。
WHOの警戒水準(フェーズ)は、症状が極めて重いとされる鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の変異が念頭にあり、それほど毒性が強くないとされている今回の新型インフルエンザにそのまま当てはめることに対して、一部から「感染の地理的な広がりのみを重視し過ぎている」などの批判が出ていた。 症状の重さについてWHOが判断を公表することは、こうした批判に応える意味があるとみられる。 今後も感染拡大が続き、警戒水準を世界的大流行(パンデミック)を意味する「6」に引き上げるとしても、WHOが症状についての判断を示すことで、事実上の「マイルド(軽微な)パンデミック」の宣言につながる可能性がある。 フクダ氏は、新型インフルエンザの症状が一部の専門家が指摘するように軽いかどうかは「まだ分からない」と強調。 その上で「病気の流行に対してどう対応すべきか勧告を出す際には、人々の心配を考慮に入れなければならない」として、病状の重さに関してWHOが見解を出すことで、学校閉鎖など各国政府が取るべき対応の目安にしたい意向を表明した。 コメント:昨日の続報ですが、ようやく重症度の併記がなされるようですね。 いちいち、文句つけた甲斐がありましたが・・・。 問題は、(WHOの)フクダ氏が、「新型インフルエンザの症状が一部の専門家が指摘するように軽いかどうかは「まだ分からない」と強調。」していること。 まあ、立場上、軽々しくは、言えないわな。 |