WHOに望むこと
【ジュネーブ5日共同】世界保健機関(WHO)の複数の関係筋によると、5日開催された各国の専門家による電話会議終了後、マーガレット・チャン事務局長が同日中にも新型インフルエンザの警戒水準を現行の「5」から、世界的大流行の認定を意味する「6」への引き上げを決定する公算が大きくなった。
一方、WHOのフクダ事務局長補代理は5日、現時点では警戒水準を「6」に引き上げるべき兆候はないと指摘。「現時点では英国やスペインの地域社会レベルでの持続的感染はみられない」としながらも、引き続き両国保健当局と連携し情勢を注視する姿勢を示した。
いつも思うのだが、いい加減、重症度のカテゴリーを4段階くらい設定し、たとえば、
「フェーズ5、カテゴリー2」というように、「感染の拡大レベルと感染した場合の医学的な重症度」を同時に示せばいい。
こうしないから、国際的に、様々な混乱や誤解も生む。
上記のような基準を設ければ、「フェーズをあげたからといって、世界の終わりを示すものではない」などという、わけのわからない発言をせずに済むし、余計な労力をかけずに済む。
WHOとしては、正確な情報を、迅速に出すことに集中すること。
今回は、政治的見解までも述べるような、WHO関係者が目立つが・・・特に、日本のT氏・・・。職分をわきまえたほうがいい。
あくまでも専門家として、客観的なデータを提示することに徹してもらいたい。