「国内大流行考えにくい 仙台医療センター西村氏に聞く」という新聞記事について | 医学ニュースの深層

「国内大流行考えにくい 仙台医療センター西村氏に聞く」という新聞記事について

国内大流行考えにくい 仙台医療センター西村氏に聞く


メキシコなどで新型インフルエンザが発生し、東北にも不安が広がっている。ウイルスの国内侵入は阻止できるのか。大流行を防ぐため、日常生活で注意すべきことは何か。国立病院機構仙台医療センター(仙台市)の西村秀一ウイルスセンター長に聞いた。(聞き手は報道部・長谷美龍蔵):河北新報

 ―世界的大流行の可能性は。
 「ここまで感染が広がれば、パンデミック(世界的大流行)は十分あり得るが、日本はこれから夏に向かうため、国内での大流行はすぐには考えにくい。慌てる必要はないと思う。ただ、夏の間にウイルスが消えなければ、秋以降に猛威を振るうかもしれない。致死率の高いウイルスかどうかは、現段階で特定することは困難だが、致死率が低くても高齢者ら弱者の被害は大きいだろう」

 ―感染はどうやって広がるのか。
 「一般的なインフルエンザと同じで、せきやくしゃみで拡大する。空気中に漂うウイルスを吸い込んでしまうためだ。豚肉を食べたからといって感染することはない」

 ―いま必要な対策は。
 「国や自治体は空港や港での水際対策を強化しているが、ウイルス侵入を完全に食い止めるのは無理だろう。急ぐべきは大流行した場合に、どう沈静化させるかという対策。病院や診療所に患者が押し寄せれば、パニックに陥ってしまう」

 ―感染予防のため何をすればよいか。
 「手洗い、うがいは大事。それにウイルスが侵入してない今は、感染が確認された国へ行かないことが一番だ。海外に向かう人は、どの国で患者が発生しているか、的確に情報をつかむ必要がある。帰国して発熱などの症状が出たら、すぐに保健所に相談してほしい」

<にしむら・ひでかず>1955年、新庄市生まれ。山形大医学部卒。国立感染症研究所主任研究官などを経て、2000年から現職。53歳。



ある意味、非常に興味深い記事でした・・・。


1つ冒頭から・・・「日本は夏に向かうから日本国内の大流行は無い。」

・・・先生、メキシコシティ は、今が、わりと暑い時期なのですが(`・ω・´)。

このくらいの月では、平均26~27度(最高気温)くらい。


「致死率が低くても高齢者ら弱者の被害は大きいだろう」・・・

先生、メキシコでは、多くの「若者」が命を落としているのですが。


 それから「弱者」ね・・・こういう安易な言葉を私の学生が使ったら、「おしおき部屋」(笑)へ直行だな。


―いま必要な対策はという質問では・・・


 「国や自治体は空港や港での水際対策を強化しているが、ウイルス侵入を完全に食い止めるのは無理だろう。急ぐべきは大流行した場合に、どう沈静化させるかという対策。病院や診療所に患者が押し寄せれば、パニックに陥ってしまう。」


・・・えっ?、だから、どうなんだって?

あなたのお仕事は、なんですかね?

それで、発症(疑い含む)したら、患者さんは病院ではなく、まず保健所にいくのですか?



ためらったが、この記事を載せました!

いろんな「意見」は、あっていいけれどね・・・。