♪幸福の連鎖現象♪
“collective phenomenon”と呼ばれる「幸福の連鎖現象」がBMJ誌(12月4日号)で報告されている。
多くの幸福な人に囲まれた人、ネットワークの中心にある人は、将来、幸福になる可能性が高いらしい。
論文の結果のサマリー:長軸的統計的モデルによれば、幸福の集積は、幸福の広がりによってもたらされるもので、単に同様な状況の人々が集まりやすいというものではない。
ある人の1マイル(約1.6km)以内に友人が住んでいて、その友人が幸福になった場合、その人が幸福になる確率は25%(95%信頼区間[95%CI]:1~57%)増加する。同様な影響は、同居している夫婦(8%、95%CI:0.2~16%)でも、1マイル以内に住む兄弟(8%、95%CI:0.2~16%)や隣人(34%、95%CI:7~70%)でも見られる。
こうした影響は仕事の同僚では認められない。影響は、時間の経過や地理的な距離によって薄れる。
【結論】 人の幸福は、つながりのある人の幸福度に依存する。