「高級ホテルに泊まり人間ドック受診 JTB、富裕層取り込み」(笑) | 医学ニュースの深層

「高級ホテルに泊まり人間ドック受診 JTB、富裕層取り込み」(笑)

 JTBは12月から、人間ドック受診と高級ホテルでの宿泊・食事を組み合わせた旅行商品を販売する。2日間かけて血液、心電図、超音波などの検査を受け、健康に配慮した高級特別食を味わう趣向。医療に関する専門組織も立ち上げ、富裕層の取り込みを狙う。

 虎の門病院(東京・港)と提携し、昼間に各種検査を実施。夜は「ザ・プリンス パークタワー東京」(東京・港)に宿泊し、フカヒレや京野菜などを使った健康食を味わってもらう。価格は人間ドックと宿泊代などで1人14万4750円(2人1室の場合)。人間ドックを受けない同行者は2万8000円で宿泊できる。09年3月までに40人の参加を見込む。 (11:46) 今日の日本経済新聞からのネタです。


 ふ~ん(笑)。サバイバルしたい病院とJTBおよびホテルとの商売ですな。

 こういう商売は、もはや新手でも、なんでもないけどね。うちの大学病院でも法人化以降、こういう「サービス」の「雛形」を創って、やってるよ。

 一番儲かるのは、表のプレイヤーより、こういう企画を売り込んだコンサルタントなんですがね・・・。事業の雛形に、ちょこっと「工夫」を加えて、2匹目、いやN匹目のドジョウ(N=1,2,3・・・)を狙うわけです。


 で、一番、損をするのは・・・半健康人の「富裕層」の皆様。

まあ、何かしら「異常」が見つかるでしょうから、フォローが必要になる。

で、定期的に病院(この場合、虎の門病院が「主たる」責任病院になるはずなんですけどねえ、さて・・・笑)通いか・・・。骨の髄まで、金のことしか考えていない奴らにしゃぶりつくされますね。


 本当の「富裕層」の方々であれば、知人・友人に、そこそこ以上の優秀な医師をお持ちでしょうから、こういうのにひっかからないとは、思いますが・・・。


 ひっかかる方は、脳ドックをお勧めします(笑)。