「弱点の隠蔽」は人間の成長を阻害する重要因子である。
元ヤフーのマーケティングディレクターであった、セス・ゴーディン (Seth Godin) のブログ・・・「Is hiding a growth strategy?
」を見れば・・・
アメリカでは食べ物のカロリー表示が義務づけられている。
これは、カロリー過剰摂取による肥満の抑制効果を狙ったものである。
日本じゃ、「メタボ」対策ということになりますかね?
ところが、日本でもおなじみのハンバーガーチェーンWendy'sのニューヨーク店では、うまく規制を回避し、メニューにカロリー表示をしなくて良いようにしている。
一方、ニューヨークタイムズに掲載されたポルシェCayenneの広告では、性能とスペックを表す細かなデータを大量に載せているが、燃費に関するデータだけは掲載されていない。
セスは次のように言う。
「消費者に本当に重要な情報を必死になって隠しても、いずれ、それは市場であきらかになり、その企業が成長を続けることは非常に難しくなる。」と。
Strength-based アプローチでは、Weakness(es)の克服に過度にエネルギーを注ぐことを良しとしない。さらに、セスの言う企業の成長と同じように、 Weaknessを隠していては人間的成長も遅れてしまう。自分のStrength(s)を中心にキャリアを築くかぎり、Weakness(es)はむしろ人間的魅力の一部となる(不完全さは時として人を惹きつける)。
P.S: 今日のタイトルは、論文調だな(笑)。