ピアスに関する疫学調査 | 医学ニュースの深層

ピアスに関する疫学調査

BMJ(英国医師会誌)という、1流医学誌に掲載されていた論文です。

Body piercing in England: a survey of piercing at sites other than earlobe. BMJ 2008;336:1426-1428.



 鼻や唇、あるいは舌にピアスをするメンタリティって・・・。

私には、あんまりよくわからん。まあ,本人はいい気持ちなのでしょうね。

 個人的な印象ですけれど、日本よりイングランドの方がピアスの頻度はずっと多い。

では、そのイングランドでは実際にどのような数字になっているのだろうか?という研究です。


以下,耳以外のピアスについての数字。

まず、性別では,男性5%,女性15%と女性に多い。

・・・そらそうよ。


年齢層別で最も頻度の高い16-24歳では,男13%に対し女では46%だった。

・・・これもそうでしょうな。


地域別では,以外にもロンドンが最も低く7.1%。

最も高いのがEast Midlandsの13.1%。

ロンドン以外の他の地域では軒並み10%を越していて、ロンドンの低さが目に付きますな・・・。


 では、ピアスの部位はどこが多いのか?


女性では、何と,臍!で9.5% 鼻が5.3%と続く・・・。

男性では、これも何と乳首で1.8%、僅差の1.6%で眉毛の部分が続く。


いろんな人がいるのね・・・。日本じゃ、まだここまでは、いかんだろうけど。


これから、某看護大学での授業で使う、小ネタの1つでした。。。