翌日、ポンプメーカーの担当者が支社から120キロ離れたこの現場にやってきた。

道路を閉鎖していた通勤用の乗用車は、移動して、道路が通れるようになった。

 

「二度と道路を閉鎖するようなことはさせません」と担当責任者は断言した。

 

ところが、数日後、道路は再び閉鎖されていた。

今度は、工事用の資材置き場になっていた。

 

現場の工事業者は、元請けの指示を無視していた。

この業者は、地元の土地改良区(公共の農業土木)の工事を担当しており、

あの地域代表と繋がっているのだろう。

 

ポンプメーカーの担当責任者に電話した。

「また道路閉鎖されていますよ。話が違うじゃないですか」と伝えると、

担当責任者は「えっ?」と驚いていた。

 

現場に近いポンプメーカー営業所の営業担当が、連絡を受けて対応する事になった。

彼は、担当責任者の部下だが、上司の指示を正しく理解していなかった。

 

土着のワル、土地改良区&地域代表のあの男に

「なんとかしてください」と頼みに行っていたのだ。

 

誰でもわかることだが、これは地元業者が悪い。

しかし、メーカーの営業は、地元密着の業者に強く言えないので、

地域代表に「なんとかしてください」と頼んでしまったのだった。

 

「よし、俺が脅してやる!」と土着の土地改良区&地域代表は言った。

それを聞いた営業は、誰を脅すのか、すぐに理解して

「あれっ、相手が違うようだけど大丈夫かな」と思ったが、

工事が進めばそれでもいい、とも思ったらしい。

 

そして、あいつが、我が家にやってきた。