地域代表の男は、事務局や水利組合のダメ連中にも「あいつをやれ」と号令していた。
ここは、田舎です。狭い地域でこのような号令をかければ、無能な連中が一斉に動し、
何かが起こるのは必然と言える。
さて、ある日、この地域代表の男は「俺が脅してやる」と言って、我が家にやってきた。
大きな声で私を怒鳴り、理由不明なまま「俺に逆らうとタダでは済まさんぞ」と脅してきた。
これがきっかけで、大きな事件が起こることになる。
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メインの農道から枝分かれした細い農道が閉鎖されていた。奥には私の田んぼが6枚あり、
ポンプ工事にやってきた業者の駐車場になっているので、自分の田んぼに行くことができない。
「そこを通してもらえませんか?」
「……」
声をかけても無視されて、奥の田んぼに行くことができない。
細い道路を閉鎖しているのは、トラックなどの工事車両ではない。
この現場に来るための通勤用乗用車。駐車場として使っている。
2回ほど声をかけたが、無視するので、工事看板にある会社に電話した。
工事は、全国的に有名なポンプメーカーが受注していた。
受注は大手ポンプメーカー、現場作業は地元の設備工事会社だった。
「すぐに対応します」
大手ポンプメーカーは、現場責任者に電話したらしく、工事現場が動き始めた。
翌日、ポンプメーカーの担当者が現場にやってきた。