今日はとくに時間指定のないアポで
なかなかエンジンがかからず
それでも 今日 合間になんとかお伺いするとはお伝えしてあったので
なんとか野越え山越え・・・
先方にはまったく携帯がつながらず
何時ころに到着すると連絡が入れられないのが気になりながら
まぁ、人のいない会議室だから・・・受付の方に説明だけして・・・5分くらいで終わる仕事だし・・・
3階の受付にあがろうとエレベーターに乗りました
すると!
二階の会議室前が華やいでいる?!(ちなみにエレベーターのドアは一部透きガラスになっています)
3階についてすぐに二階ボタンを押し・・・
リアルなお魚の絵・・・
なんと会議室は魚拓の作品で華やいでいました
事情をお話すると、スタッフの方ばかりで私が作業にくることも
「待ってました!」
とのことで一安心
今日から始まる魚拓の作品展の開場直前だったのでした
お~~~グッドタイミング(ほっ)
そこへその会社の会長さまがエプロン姿で登場
遠慮する私の手をぐいと引いて
ご自分のお昼のお寿司を下さり・・・
「こうやって進められたら遠慮するもんじゃない 「はい」って食べる(笑)」
華奢で美人で絶対に苦労話をせず、皆さんのおかげでここまでやってこれたの・・・と
いつもポジティブなことばを重ねる70代女社長さんのあったかさに
またもやしびれてしまいました
そして、その会長さんの師匠でもある魚拓の先生と一緒にお寿司をいただきながら
魚拓の奥深さにも触れることとなりました
実は先月、こちらに仕事におじゃましたとき
3階にある割烹料理屋さんで会長さんにお昼をごちそうになったのですが
そのお料理もさることながら壁にあった魚拓がなんといったらいいんでしょ
図鑑でもないし、写実画でもないし、釣り好きの方が釣果を残す魚拓のああいう感じではないんですね
(黒い墨の魚拓は生きていない魚というイメージ)
目の周りとか、色合いとか配置(構図)のせいなのでしょうか
とても気配といいますか、エネルギーというか存在感があるのですね
近くでまじまじと見て、写真をとりながら目の表現かなとも感じました
「習っている年数ではなくて、先生の指導を素直に聞いてやさしく(たんぽ:道具)叩ける人がいい作品を作れるの
ちょっと聞いて「ああわかったわかった」って自己流でやると雑だし抑え過ぎてきれいじゃないし
小さなうろこの一枚一枚も出てこないの」
と先の女性会長
魚拓の師匠はうんうんとうなづいていらっしゃいました
「同じように打っているつもりでも、その方の内面的なものや状態が作品に出てくるのですね
奥が深いですね」
と魚拓の師匠に話を向けると
「そうです 最初は、言ったとおりにやってみるということも大事なんです 基本ができればね色々やってみてもいいかもしれないけど
でも だれでもできるようだけれど ”心技体”が整っていないとなかなかうまくいかないものなんだよね」
*心技体
*師匠の話を素直に聞いて、その通り実践してみる
この数日間
いえ数週間
先に進むより、戻って考えてみる
そんなことを自分に課していただけに大きな示唆を頂戴した気がして・・・そのことを含めて
「最近考えていたことに相通じるところがあり勉強になりました」
とお伝えすると、とても柔和な笑顔を頂戴しました(ははぁ~~)
会場には小学3年生さんのかわいらしい作品もあり絵が苦手な子どもさんも
これは仕上がりが楽しいだろうな・・
そんな風にかんじて 、被災地のこどもたちと一緒に魚拓のワークショップの可能性を打診してみました
師匠 やはり快諾
大好きな海に 再び元気な港と漁師さんとお魚さんが蘇ることを願っているこどもたちがたくさんいるはず・・・ですよね
伊豆に骨休みにきている子ども達に楽しんでもらえないかな とも思ったり
う~ん
実行されないアイディアは 存在しないにも等しい
う~~~ん
・・・先に未来予想図プロジェクトの仕事だ!