安比高原ブナ2次林のグランドマザー | 安比高原自然学校のブログ

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安比高原の「中のまきば」と「奥のまきば」の間に広がる

安比高原ブナ2次林にそのブナはあります。



グランドマザー



200年・・・長い歳月厳しい風雪に耐えて生きてきました。


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2009年6月 撮影


威風堂々としたその姿はJRの観光ポスターにもなりました。




ブナは通常、樹齢150年を過ぎた辺りから樹勢が衰えてくると

言われています。


安比のグランドマザーも例外ではありません。



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2010年9月撮影



寄る年波には勝てなかったのでしょう。大きな太い枝が折れてしまいました。



その後、折れた枝が撤去され、すっかりみすぼらしい姿になってしまいました。


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2013年5月 撮影




それでも懸命に命を紡いできた安比のグランドマザー



しかし、さらに自然の摂理は試練を与えます。



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2013年6月 撮影


残っていた2本の太い枝のうち、太い方の枝がまたしても

折れてしまいました。



枝を支えていた幹の部分の腐食が進み、枝の重さに耐え切れなくなったと

思われます。



残った最後の太い枝にはたくさんの実が見て取れます。

満身創痍のこの状態でもまだ懸命に次世代へ

命のバトンを渡そうと頑張っています。



幹に刻まれた不深いシワ、ゴツゴツとした表面に

厳しい気候を生き延びた苦労が現れているようです。



安比のグランドマザーの生き様を見にいらしてください。

きっと何かを感じていただけると思います。