バックカントリー入門編「安比高原発→八幡平は茶臼ツアー」 | 安比高原自然学校のブログ

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冬の八幡平や茶臼岳と聞けばバックカントリーツアーの聖地と思っている方は多いです。

確かに最高の雪質とダイナミックな斜面は魅力的ですが、自然風景そのものがもっと魅力的であると私は思っています。

今回は、これからスキーツアーを始めたい方に八幡平の絶景を楽しむツアーコースをご紹介します。


2/22日は快晴に恵まれ「モミヤマ」まで山スキー初級者の女性をご案内しました。

8:40 自然学校を出発して9:20分に駐車場に到着。青空が広がる最高の天気です。

右奥から「茶臼岳(チャウスダケ)」1578m、真ん中は「前山(マエヤマ)」1448m)、左は平坦な「樅山(モミヤマ)」1360mと言います。

八幡平三山.JPG


9:45 駐車場でクライミングスキンを装着して出発 アスピーテラインのゲートの向こうにモミヤマは遠く見えてきます。

10:50 斜度が出てきますが、前のツアーのトレースがあるため楽に登っ行きます。

登って分かりましたが、このトレースはクラブマン・マウンテンガイドの倉金さん達でした。

スタートモミヤマへ.JPGモミヤマ山麓.JPG


11:30 モミヤマの中腹の平地でランチタイムを取り、12:00に再び登ります。上部を見上げると綺麗なシュプールの脇をクラブマンのツアーが登っています。我々もトレースを使わせていただきました。

モミヤマパウダー斜面.JPG


12:55 モミヤマ上部まで無事登りました。モミヤマの大斜面とバックに岩手山、眼下に八幡平市が一望です。

この風景を見ながらコーヒータイム、その後アスピーテラインの道路まで100m移動して登りは終了。

ハイクアップ終わり.JPG


13:40 クライミングスキンを外し、茶臼岳をバックに滑走開始、風で雪が締まっていたのでストックで軽く押す程度でよく滑ります。

正面に岩手山を眺めて最高の気分だったそうです。

岩手さんに向かって.JPG


ビューポイントの源太岩付近からは裏岩手の稜線をパノラマで一望。

畚岳をバックに記念写真を撮りながら、右に八幡平山頂の樹氷原、左は険阻森、大深岳、源太ヶ岳、1月のスノーシューツアーの中倉山・・・、岩手山までパノラマを楽しめました。

もっこを望む.JPG


14:30 後半は日が沈みかけてきた斜面を直滑降で滑ってきました。 急斜面は避けて滑りました。

ナダラカな大斜面.JPG


14:40 モミヤマの大斜面を観ながら、今日一日をジワ~と振り返っていただきました。

モミヤマを振り合える.JPG

     あそこが昼食場所で・・・。

     あそこを登って・・・。    コーヒーを飲んだところはあの山頂で・・・。


  あの山を登りきったので裏岩手を観ることができました。でもお疲れになったでしょう? とチェック。

    それどころか、 奥に見える茶臼岳を指さして、「私、あそこにも登れるかしら?」 

  一瞬間を置いて、「登りたいと決めたらきっと登れます。」 なんだかドラマの世界・・・。 


  でも最後にいただいた一言 「今日眺めた冬の八幡平は夢の中にいるような気持ちです。」

  ガイドをして一番嬉しい瞬間です。  そして次回は茶臼岳を目指すことになりました。

  ツアーガイドはつづく。