どうも、伊橋です。

 

残念ですが、タイトルの通り長男は剣道を終了する事となりました。

 

元々剣道にそれほど熱意は無く、とりあえず親に言われたので渋々通っていた感じがひしひしと出ていました。

 

それでも稽古で褒められたりすると嬉しいのか、少しやる気を出しては、また渋々通って・・・を繰り返していました。

 

それでも、親としては何もしないよりは・・・頑張ってほしい・・・と見守り、時には叱咤激励しておりました。

 

ただ淡々と習い事に顔を出す、だけでは意味がないと我が家では考え、都度ルールを設定してはいたものの・・・

 

①稽古、試合が終わったら剣道ノートを書く → すぐ書かなくなる。書いても1行だけ。たまに見てはフォローしましたが意欲が見い出せず断念。

 

②毎日少しだけでも素振り、または筋トレ、ランニング → 同じくすぐやらなくなる。たまにフォローしましたがこちらも断念。

 

③家にある本やyoutubeなど見て自主学習 → ほぼ皆無。まぁこれはハードルが高いと思ったので最初から静観。

 

で、今回厳しく指摘したのが④身体作り についてです。

 

剣道家である以上・・・というか子供のうちは、よく学びよく遊びよく食べて欲しい、という思いがあります。

 

が、長男は偏食が激しく、原則野菜、果物は一切食べません。小6になりますが、今まで煮た野菜はかろうじて口にするものの、それ以外の野菜、果物全般は一切口にする所は見たことが無い徹底ぶりです。

 

我々の時代では怒られながら無理矢理口に含み飲み込んだものですが、時代も変わったのかな・・とあまり無理強いすることもありませんでした。

 

とはいえ食べ盛り、しかも剣道をやっている以上それではいけない、と最低限のタンパク質とビタミンは摂取するようにと、朝食にプラスアルファとして、簡単に口に入れるだけなココアのプロテインとマルチビタミンを出していました。

(朝食だけで栄養素を賄えれば良いのですが、朝はお茶漬けだけ、や食パンだけ、という感じなので・・・。)

僕は朝起きると自分の朝食、昼食、会社で飲む水分(水やコーヒー)を準備し、僕と長男二人分のプロテインとマルチビタミンを準備し、「剣道のためにも身体のためにも、飲みなよ~」と声をかけ、僕は出勤しています。

 

で、休日である今日の朝食時・・・

 

妻「長男、今日はココア(のプロテイン)とビタミン飲んでよ~」

 

長男「え?あ、あぁ・・」

 

僕「ん?今日は?お前いつも飲んでないの?」

 

長男「うん。忘れるねん」

 

僕「(忘れる?)で、誰が飲んでるの?」

 

妻「あっ、私が・・・」

 

 

愕然としました。・・・今まで「勉学のために身体のために剣道のために、少しづつ積み上げて頑張ろうぜ」と、息子に言い聞かせ、また僕自身も息子に背中を見せるようにこの数年僕も同じようにやってきました。

 

まぁ筋トレ素振りや剣道ノートは確かに日々継続するのは大変だし、目をつぶっていましたが、朝コップ1杯のココアと錠剤サプリを準備しているのにそれすら「飲まない」「忘れる」という体たらく。。

 

 

朝いちばん最後に起きてきて、アニメをダラダラ見て登校するだけなのに出来ない、やる気がない。

 

 

別に朝から素振りしろとは言わないけど、もうこんな簡単なことすら忘れる、出来ない、やる気が無いなら、コツコツ積み重ねて努力なんてできないでしょう。剣道はおやめなさい、という結論となりました。

 

まだ、妻から「あの子、朝飲んでないから準備しなくていいよ」と言われてたなら・・・剣道終了という致命的な結果にはならなかったのですが、毎朝時間のない僕が準備しているのを見ているのに妻は何も言わず・・・しかも育ち盛りの子供の朝食がお茶漬けか食パンのいずれかのみって・・・

 

子供の栄養のために無理ない程度にもう少しでいいから朝食はしっかり・・・というのは妻に過去1~2回フォローしましたが変わらず、でもまぁあまり厳しく注文しても・・・という思いから流しており、ふと自分が栄養について色々興味が出て学んだので、嫁と長男にも説明して提供していたのに、まさか僕が準備したそれを子供に飲むよう指導せず、自分が飲んでケロッとしているとは・・・

 

 

ちょっと、今回は長男と妻にガクッと来てしまいました。。。

 

 

「ここまで続けたし、せめて卒業まで・・・」という妻の声にも、もちろん激しく賛同したかったのですが・・・

 

 

「剣道は人間形成であり、自己を高め、周りの人に感謝するよう日々過ごそうね」と長男には常日頃教えておりましたが、6年生にして何一つ学んでいなかったこと、大変残念に思い「剣道は、今の状態で続けることは意味がない」と説明し、すっぱり終了としました。

 

これから中学生になり、高校、受験、大学、社会人・・・人生は続いていきます。

 

惰性でダラダラ卒業まで剣道を続けるより、なぜ今打ち切られたのか?なにがいけなかったのか?をこれからも伝え、学んでほしいと思います。

 

 

余談ですが、先日長男の通う剣友会に、OBの大学生が稽古に来ていました。そのOBは新品の竹刀を持ってきたのですがビニール袋や竹刀を縛っている紐を、体育館の隅っこにポイっと捨てていったのです。

 

事例は違いますが、今ダラダラ剣道を続けて息子が卒業したら、僕が何も言わなければ、こんな剣士になるんだろうな・・・僕の考える剣道人とは、かけ離れているな・・・と頭によぎりました。

 

 

 

…なんとか最後まで、出来れば惰性でも四段まで…と誰よりも応援していたので、残念無念です。。。