シーズン終了直後の動体視力検査で・・・ | レーシングドライバー井原慶子のおもいっきり行こう!

シーズン終了直後の動体視力検査で・・・


レーシングドライバー井原慶子のおもいっきり行こう!


NHKドキュメンタリーの撮影のために、シーズン終了間際に動体視力検査をしました。



安全運転普及センターにある動体視力測定マシンで検査。マシンの大画面に映し出される図形を目で追いながら手でタッチしていきます。図形が変化したり、点灯するスピードがどんどん上がっていく中で、複数の情報を見分けて正確にタッチしなければいけない。



早速、練習ということで1度やってみたら、なんと最高点の満点の評価!

測定してくれていた早稲田大学エクステンションセンター資格認知教育協会代表の藤川氏からも「ボクサーの世界チャンピオンなどと同等以上の数値」とお褒めの言葉をいただきました。



昔、野球の超一流選手とオフシーズン一緒にトレーニングをしていた時にも「井原には動体視力だけは勝てん。ピッチャーの投げる速さの2倍のスピードを普段から見分けているんだからそれは勝てんわ。」と言われましたが、確かにすべてのスポーツの中で時速300キロ以上のモノを見分ける競技はほとんどないと思います。



この測定をしたときは、WEC世界耐久選手権最終戦の直前で、連戦に次ぐ連戦で毎週時速300キロの世界を見分けながら走っていたので、それが最高の動体視力トレーニングになっていたんだと思います。



 しかし、私は昔から動体視力テストのスコアが良かったわけではありません。レースを始めたころ、眼科医の先生に「静止視力が悪い人は動体視力は決して良くならないからね。」と言われたことがあり、ショックを受けました。私の視力は0.1以下でコンタクトレンズなしには運転できないほどなので、それを聞いてがっかりしました。



ところが、フランスのスポーツ科学研究所でトレーニングしていた時には、「視力が悪くてもトレーニングの仕方やオフの時の目の休め方、そしてコンタクトレンズの選び方によっては、動体視力はよくなる。」ということを聞き、嬉しくなって工夫するようになりました。



 今年は特にコンタクトレンズ選びと目のケアに気をつけました。なぜならルマン24時間レースや、バーレーン、アメリカなどのレースは夜中もレースで走るからです。夜中に自分のマシンのフロントライトが照らす部分を頼りに視界に入ってくるいろいろなものを見分けながら暗闇を突き進む。だから「少しでもよく見えるように!」と思い、眼科の先生と相談しながらいろいろなコンタクトレンズを試しました。



そんなときにクーパービジョン のコンタクトレンズと出会いました。コース上の縁石や順位を争っているときの左右のライバルまでよく見えるようになったと実感。

特に私が今年愛用している「1day aquair TORIC は、乾きにくいので目の疲労を軽減できるうえに、目を上下左右などに動かす眼球運動がスムーズに行えると感じています。

その結果は、何の気なしにNHKドキュメンタリーの撮影で行った動体視力検査にも表れていました!



 それでも、いくら素晴らしいコンタクトレンズがあっても、自分の視力や目の状態に合ったものでないとその性能が発揮されません。これまでレースの合間にも定期的に眼科での検査、眼科の先生の診察を受けてきたことで、自分の目に合ったレンズに出会い、信頼して使用することができています。


目も身体もオフシーズンの今にしっかりケアして、来年は最高のコンディションでチャンピオンを目指します。今後ともどうぞ応援よろしくお願いします!


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