今日の人
週末の天気は不安定。レースでは、雨でちょっと路面が濡れたダンプコンディションだったためにマシンコントロールが難しく、久々に面白いバトルがナショナルクラスでは見られました。
そんな中、友人のカルロ・バンダムが優勝し、シリーズチャンピオンに！
おめでとう！
でも、今日の人は写真のこの後ろ姿の人。
彼は私がイギリス国際F3に出場していた年にライバルチームであったF1ドライバーキミ・ライコネン率いるライコネン・ロバートソンレーシングチームのメカニックだった人。
担当ドライバーは、アイルトン・セナの甥っ子で来年のF1デビューが噂されているブルーノ・セナだった。世界のトップF3チームで積んだ経験を活かし、今期は日本F3のチームのまとめ役に。チャンピオンシップがかかった最後の数戦なだけに、レース前にはかなり緊張した面持ちだった。
彼のレース前の表情を見ていたら、何か熱くなれるものに挑戦して緊張できる瞬間があるって最高だなあ！と思った。
世界中が過渡期の中で、モータースポーツも例外にもれず。
世界中でたくさんの新しいレースが誕生し、そのかわりにドライバーやメーカーサポートなどが分散され、本当に熱いガチンコバトルを見られるカテゴリーは、GP2かイギリス国際F3か、F1ぐらい。
私もまたしびれるような走りをするクレイジーなドライバーだらけの熱いレースが誕生したら、緊張してみたいと思います。
そしてこの写真のエンジニアのように、はりつめた良い緊張から成果をあげた後の安堵の背中になれれば最高ですね！
明日への活力と続く。