マイナス38 度は・・・ | レーシングドライバー井原慶子のおもいっきり行こう!

マイナス38 度は・・・

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最近寒いー!
あっし寒いの最大苦手です。
大学生時代にスキー合宿でカナダに行った時にはマイナス38度。カナダといっても寒すぎる10年に一度の大寒波。
そんな時にヘリスキーに行ったのね。
ヘリコプターで誰もいないどっかの山頂に降ろしてもらって誰も滑っていない白銀の深雪を滑る!
気分は最高だけど、そのうち耳が凍傷で紫色の固い陶器みたいに!こけて耳打ったら、耳が割れて無くなっちゃうな・・・。
でも、地元ガイドさんがくれた今日の行程表にはもうすぐ静かな平原でランチの時間と書かれている。
ワーイ!
あっしの頭の中には、温かいミネストローネが。
ガイドに導かれて滑り降りた平原は、やっぱり誰もいない。行程表どうり静かだ。
たった今までかなり集中して滑っていたから、ホッとしたいし。。。
ホントの深雪を滑る時は5メートルくらいの長さの紐をスキー板に付けて滑る。こけたら雪の中に簡単に全身埋まってしまって、行方不明。あっというまに死んじゃう。だから紐の端が雪に残って助けてもらえるように。そして、電波発信機も胸ポケットに。最悪転倒して紐も見えない場合に電波を頼りに救助してもらうため。
自然相手のスポーツは、油断できない。

平原での昼ご飯は・・・というと、私は都会っ子。
誰かが違うヘリでケイタリングサービスで温かいスープにチーズフォンデュでも持ってきてくれるのかと思ってた。
そしたら、ガイドがリュックサックの中からカチンコチンの物体を取り出した。「それな~に?無線の送信機?」と聞くと、「this is your lunch!」と満面の笑。
マジかよー!
何かと思って見れば、凍ったサンドイッチ。
半分怒りに満ちながらも次にポットから温かいスープが出て来るんだろうなぁ・・・と淡い期待。
するとでてきたのは、コーラ!コカコーラ!
マジふざけんなよー!!!とガイドを恨めしげに見た私にガイドは、「冷凍庫の中にいるようなものだから、何を持ってきても一瞬で凍るぜ!」と自慢げ。
仕方なくコーラの缶をあけて、寒いのに冷たい飲み物飲むのいやだなー・・・としばしためらってから何十秒後かに口をつけると、すでに全部凍っていて液体がでてこない!
確かにさっき温度調整パッケからコーラを出した直後からカチカチカチって凍っていくような音が缶から聞こえた。
飲めなかった私を見たガイドは、一言「残念!」だって。何ですとー!!!
あっしは仕方なく無言で歯が折れそうに凍ったサンドイッチをがりがり食べた。
自然には勝てませんわ!
それからというもの、寒いのは大嫌いに。
暑い国では超ハイテンションでレースの成績もいいみたいだしね。(笑)

というわけで、はーるよ来い!はーやく来い!
今日祖母に会える時間があったので、写真のひな祭りフローズンフラワーを持って祖母のおうちに。
フローズンといっても凍ってるわけではないですが、本物のお花なのに3年くらい持つんだって。
早く心うきうきする春の桜の下、花びらシャワーを浴びながら一杯酌み交わしたいですな!
誰と?ってのが問題ですが・・・。
まあいつかは桜咲く!
わし寒いからもう寝る!
おやすみなさい。