昨日は母のいる特別養護老人ホームに母を見舞い、それから父の墓参りに行った。父の眠る墓苑は私が生まれ育ち、今もいる御影にあり、本家の墓、それに2人の伯父達の墓もある。
行くと4箇所を参る事になる。
高台にあるので風が心地よく吹いていた。
その後、町内の夏祭りに行き、帰宅。

夜遅くに風が止まりだした。
最近の方は凪と言う言葉を通常使うのだろうか?と配偶者と話す。
今のようにエアコンの無い時代から神戸に住んでいると毎年夏になると朝凪、夕凪を感じながら生きてきた。
今ほど気温は高くなく、自然の風か扇風機しか涼は得られなかった。
凪が来ると風鈴も止まる。

母の里も須磨にあり海岸も近く庭が広かった事もあり、私たちが行くと庭にゴザを敷き七輪を出しすき焼きをするのも楽しみだった。
蚊取り線香を周囲に置き、夜風に吹かれながら楽しんだことも今は思い出の一つ。
風が止まり暑い頃には幼い我々は夢の中だった。

この数年、エアコンを使わないようにしているせいか凪を再び意識するようになってきた。
風を感じるそして凪を感じる。これも夏の風物詩となるような生活に戻ることも今の日本に必要なのでは?