震災後、「ああ、生きていられて良かったね」と云う感覚であった。
しかし、一月経ち会社をどうしよう、どうすれば復興できるのだろうという不安が出て来た。
その後、色々な借り入れを起こし、気付いたら震災前の3倍の借り入れ金額になってしまっていた。
借り入れが出来た間は良いが、それもうまく行かなかった方は生きている事が辛くなってしまう。

私もこの5年、表面的には平気な顔をしていたが、一時は諦めるか、倒産するしか方法は無いのかも、という思いであった。
今回の震災もあり、決して余談は許さない。

今、東北地方の方々は果たしてこの先、生活していけるのであろうか?と云う不安がいっぱいだと思う。
義援金は確かに大きな金額で集まっているが、一人への配分だと高が知れている金額になるだろう。1ヶ月の生活費でほとんど消えてしまうと思う。
私の場合は10万円の義援金だった。

神戸は震災後16年経過したが、決して復興したと思えない。
それは、震災前まで立派に経営されていた会社が倒産したり、そこの社長が自殺したりしたのを見て来た。
義援金は目先の事。
本当は住む家を建て直し、会社を再構築し、従業員の生活も安定させたり、個人の生活を成り立たせる為の資金融資が大事だ。

今出ている最長10年分割で2~3年の元金返済猶予では、絶対に会社再興も個人の家も無理。
まして日本有数の漁業港の復活は不可能。船も再建造出来ない。
何度も言うように100年の計でなければ不可能。
東北地方は廃墟にするのが日本政府の方針ならばそうすれば良い。
その場合は我々被災していない地域は税金を払わず、新たな政府を樹立し現国会議員や国家公務員とその家族を追放し東北地方で自給自足の生活をしてもらわねばならないと思う。

今被災されている地域の方の不安が手にとるように解る。
阪神淡路の二の舞を踏まないように現政権の頑張りを見せて欲しい。
このままだと亡くなられた方も浮かばれない。
政治家達、頑張ってくれ!