今日は七草粥を食べて出社した。
六甲山の麓の当社から頂上付近に薄らと雪が見えている。
子供のころは冬にはもっと雪があったし、水溜りや近くの公園の池には氷が張っている事はしばしばあった。

思えば私が社会に出た1970年、日本が活況を見せだしたころ。
ディーラーをしている楽器メーカーも出すもの出すもの売れていった。販売政策らしきものを支店長から課長にいたるまで出してきてことごとく成功?していた。
おのずとその連中は自分は優れたビジネスマンだと思い込みしだす。
それは全業界がそうだった。
日本の経営者からサラリーマン、政治家、官僚にいたるまでが慢心してしまった。

誰がやっても組織的に動けば成功する時代だった。
会社はマニュアルを作り、それさえ踏襲すれば良かった。
教育はカリキュラムとメソッドで行えばよかった。

やがてバブルがはじけ、何もうまく行かない時代が来て20年。
今は個人の知恵と努力とアイデアで活路を開くしかないと思う。
マニュアルは捨てよう、カリキュラムとメソッドには頼るな!
自らの感性を高め、思いつきと実践から道を切り開くしかないと思う。それも、社会に貢献できる思いつきや実践をしなければいけない、小さくとも。
私も自分の感性を信じて頑張ってみよう。