私は楽器屋、その中で最もよく分かるのがピアノを中心とした鍵盤楽器。
しかし、音楽全般を聴いたり、色々な楽器で好きな音楽家は多くいます。
ただ、私自身楽器の演奏が出来ないので鍵盤楽器以外の楽器は音を出すことが難しい、それゆえ楽器の音色の良し悪しを判断するのに音楽家に演奏してもらわねば不可能。
只ピアノの場合もタッチやコントロールの良し悪しなどはピアニストの意見を拝聴して判断している。

現在当社に置いてあるピアノ、FAZIOLIは価格と性能は世界最高と思う。
ただ、購入はきわめて困難な価格帯。
もう一機種、ヤマハのディーラーでは有るが、性能の良さに対し価格が反比例したピアノがある。
中国のあるメーカーがドイツのメーカーを買収し、技術者と部品を全てドイツから入れて作っているピアノ。

昨日も以前からの知人で浜松でピアノ工房を持つ技術者が来て驚いて帰った。
いままで50人以上のピアニストたちが試弾し、全ての方の評価を得た。
ただ、日本ではピアノをある程度演奏出来ない初心者の方は楽器屋の胡散臭さも有るのかヤマハ、カワイの2大ブランドを選ぶことがほとんど。
それよりもむしろ電子ピアノでよいと考えてしまうようだ。
ピアノの先生達に色々なピアノを見てもらい生徒達へのアドバイスをして欲しい。

話は変わるが、昨夜家に帰る途中、突然 A Nightingale Sang in Berkeley Squareと云う曲が頭をよぎってしまった。
家に帰り、ジョージ・シャーリングのピアノとメル・トーメの歌で盲導犬キャンペーンのチャリティーライヴのLPを出してきて聴いた。
やはり名演奏、名演唱だ。

You Tubeで探したがこれは見つからなかった。
聴いた後、「もしこのライヴに行っていてこの演奏を聴いたら、隣にいる女性と恋に落ちそうな気がする」と言ったら、笑われた。

しかし、アナログの音はたまらない。

これも見てください。