ご同輩、貴方の思うボインではない。
言語の母音のことです。
わが日本語は母音の多い言語。
それに対して西洋の言語は子音がほとんど。
したがって私達大和民族はその言語を聞き取りにくい。

音楽家と耳鼻科のお医者さんも言う。
音楽を学ぶ場合、ヨーロッパ言語も学ぶようにすればメロディーを歌いやすい。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語などにするのが将来応用が利くかも。
それと西洋楽器と和楽器では倍音のあり方も異なる。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚はそれぞれ関連した五感です。
音楽はとても抽象的なもの。特に器楽演奏においては歌詞も無く感じることが大切。
いまの日本の若者はポップスでも西洋音楽の歌を聴くことが少ない気もする。
私たちが若い頃、まず日本のポピュラーより海外のポピュラーソングを中心に聞くことが多かった。
日本語とヨーロッパ言語とでは全く歌い方が異なる。

いま日本の教育も如何に感じるかと言う事は二の次。
味覚障害、嗅覚障害が問題になり、聴覚障害も言われはじめた。
どの感覚も一つ一つは他の動物には適わない。
人間のような弱い生き物が生き延びたのはこの五感を活用し、知的に物事を理解し想像力を働かせて来たから。

いまの日本、私にも言えるが何となくイライラする事の多い毎日。
それを癒すのが五感に繋がる事。
美味しいものを食べたり、良い匂いを嗅いだり、美しい物を見たり、良い音楽を聴いたり、肌触りの良い感触があれば腹をたてることも無いはず。

良い音楽を感じることが最も日常的に出来ない事でもある。
聴覚を鍛える方法は母音言語だけでなく子音言語に慣れる為に音楽を聴く事と演奏を学ぶ事が最適な方法と楽器屋としては声を大にしたい。
スポーツ選手でも鈍感な聴覚の人は上達しない。

さあ、阪神間にお住まいの方、明日からお子様を連れて当社にお越しください。