自然との対話

昨夜『情熱大陸』という番組で福田幸広さんという動物カメラマンの方のことを紹介していた。
何の気なしにチャンネルを変えたらやっていたので一緒にいた娘に「この人はどんなオーラを出しているのかな」と話しかけたら、彼女は「オーラを消しているのかな？」と答えた。
野生の動物に接近しても全く警戒されない。
この方の持つ動物や自然への愛情が野生の生き物に当然そこにいる仲間のように感じるのだろう。素敵な写真を撮られていた。何時も同行される奥様も大変な事だと思う。

今朝やはりＮＨＫで日本の里山を撮影されているカメラマンお名前は確か村上さんというお名前だったと思う。私が出掛ける都合があり最後まで見れなかった。
根気と忍耐で日本の原風景、守らねばならない自然との約束をカメラに収めている。

多分お二人とも大きなお金にはならないお仕事。
人間も生き物としての約束事があると思う。
元々、弱い動物で捕食される側にいた生き物が捕食する側になった。他の生き物より脳の構造が発達したから。
しかし、不必要に自然を冒涜してはいけない。

集団でしか生きられず、お互いをいたわりながら生きる手段として伝達するの手段の絵画や文字、言語や音が芸術として心の育成に役立って来た。情操教育と云う言葉でまとめてしまうべきではないかもしれないが、日本からもっとも消えていこうとしている心。
今は消えつつある紳士、淑女を復活させねば品のないセレブという言葉の拝金主義者になってしまう。

昨夜と今朝のカメラマンの方を見て、私ももっと自然と対話し共存することが必要なのだと改めて思わされた。