ジャズオルガンと言うと大抵の方が聞いたことが無いと言う。
たしかに聴く機会は少ないかもしれないし、本来電子オルガンであるべきエレクトーンのレッスンでは受けることは出来ないし、先生達も知らない。
ジミー・スミスを知らない人も多い。

日本において電子オルガンのレッスンがシークエンサー機能を使い自動演奏になって久しい。
昔のようにレジストを手で切り替えながら、両手両足を駆使しての演奏表現を捨てたレッスンとなり、演奏というより機械操作になってしまった。
従って機種が変わったりメーカーが異なれば演奏は不可能となる。
20世紀以降のピアノが出来た年代やメーカーが異なれば演奏できないなど聞いたことはない。
しかも、日本で最もシェアーの高いエレクトーンはアメリカ、ヨーロッパでは販売されていない(以前は存在した)。

電子オルガンはジャズ、ロックの世界では使われており、ジョーイ・デ・フランチェスコ、ラリー・ゴールディングス、バーバラ・ディナーリンといった素敵なジャズオルガニストがいる。日本にも佐々木昭雄という素晴らしいプレーヤーもいる。

エレクトーンでもジャズオルガンとして演奏出来る。ただ、そのような指導をしていないだけ。
クラシックの演奏はアコースティックに任せ、電子オルガンではジャズとロックを他の楽器やヴォーカルと演奏するようなレッスンをしてみたいものだ。
きっと楽しいと思いますよ。