人はそれぞれ自分の住んでいる世界で評価や価値基準を決めてしまいます。
私の仕事の世界だと音楽でヤマハ、カワイの音楽教室での優劣や受けたコンクールの結果の優劣。通う学校での優劣や価値基準。
社会に出ても似たり寄ったり。

しかし、世界的な規模で見たらどうでしょう。
今回のワールドカップを見ても、日本チーム素晴らしかった。しかし、違うグループで戦っていたら結果は違っていたでしょう。
おそらく、今日からのベスト8のチームは上には上がいると再認識させられる。

音楽もいくらメーカーのグレードをとってもプロとしての活動は無理。
世界的な国際コンクールで優勝、入賞しても演奏家として残れる人は少ない。
そもそもコンクールはアマチュアが受けるものつまり大きな国際コンクールも野球などのドラフトと思うほうがいい。
ドラフト外のほうが出世することが多い。
まして訳の分からないコンクールは町内会の喉自慢、力自慢くらいに思ってください。

今、日本で海外に留学する若者が激減している。
向上心が枯渇してきているらしい。特に男子にその傾向が強いらしい。
私の頃は1ドルが360円、しかもアメリカもヨーロッパも遥か彼方の存在で、ニュースソースも少なかった。
今や、円高の時代、若者達よ世界を目指せ!
音楽とスポーツだけでなく、あらゆる分野で目指して欲しい。
日本に帰らなくても良い、日本人としての誇りを持って世界で羽ばたいて欲しい。

狭い日本で小さな考えにならずに、もっと大きく見据えて欲しい。
竜馬や海舟のように。