この度のサッカーワールドカップ。
強豪のフランス、イタリア両国が予選敗退。
前回、イタリアは優勝、フランスは準優勝、誰も想像だにしなかった。

それに引き換え、わが国のチーム、全く期待されていなかった。
大会前には監督選手ともぼろくそに言われていた。
よしんば、全敗して帰国しても「やっぱり」で済んだことだろう。

しかしイタリア、フランスの両国の関係者一同、針の筵に座らされそうな気がして可哀想な気がする。
サッカーというスポーツは日本でも高校生がプロに勝つという不思議なことが起こる。
雨霰のごとくシュートを放っても入らないことが有るから。

今回の日本は日本人特有の内弁慶から外を見て体験していくうちに力をつけてきた。
そういう努力が幸運を呼び込んだと思う。
正直、私は全敗で帰って来ると思っていた。

今でこそ、ワールドカップは日本人にとって身近なものになったが、一昔前には全く縁のないものだった。
それを思えば出場できるレベルになったこと喜べばよいと思っていた。
しかし、私の中にジャパンの選手達の活躍を期待する気持ちが芽生えつつある。
ワールドカップ後、彼らの多くが海外のチームからスカウトされ、揉まれて成長し何年か後に指導者として活躍してくれる事も願って。

次回、イタリア、フランスは屈辱を晴らすべくすごい勢いで出てくるのだろう。