最近聞かない言葉『千両役者』。
昨夜、ワールドカップのアルゼンチンと韓国の試合を見ていて、アルゼンチンのマラドーナ監督、まさに千両役者。
選手の誰よりも目立つ人。
とにかく色々とお騒がせも多かった偉大な選手。
天真爛漫な性格から批判も多かったがアルゼンチンでは国民的な英雄なのだと思う。

一昔前にはあらゆる世界、業界で『千両役者』が居た。
プロ野球の長嶋茂雄氏や絵画の世界の岡本太郎氏などその典型だろうと思う。
しかし、今政治の世界でも吉田茂、田中角栄両元首相のような方もいない。
良い悪いは別にしてそんな人物たちが各界で活躍できる背景が世界中で希薄になっている。

華やかな千両役者といぶし銀のような役者がいて何かが進んでいく。
マラドーナ監督は特に好きな人物像ではなかったが、昨夜テレビで観戦していて好きになってしまった。
明るく楽しい、今の世界に必要なキャラクターですね。