人間、いや動物は全て脳からの伝達で動いている。
人間の場合、他の動物よりも脳の許容も大きく他の動物よりも未熟な体で生まれてくる。大半の哺乳動物は生まれた瞬間に立ち上がる。
しかし人類は1年未熟児、それが言葉を覚えるための脳のある部分が発育すると聞く。
母が授乳時に我が子に語りかかけるのは最高の教育といえる。
人間の五感で最初に発達するの聴覚と触覚であろう。それゆえ我が子を抱き語り掛けることが大事という。
視覚は新生児にははっきりとした形では見えないらしい。

科学の発達で画像、音に関しては本来の自然なものとは異なる環境を作ってきている。
最近評判の3D画像は赤ん坊や幼い子供に見せないほうが良いという。
私もこれには賛成だ。
なぜなら本来私たちが普段見ているものは全て光の反射で看ている。
しかし、テレビの画像は反射ではなく光を発した画像を見ているためおのずと本当のものとは大きく誤差がある。
おそらく立体感は脳の中ですばらしく早い伝達で遠近を判断している。
しかし、最初から遠近を作り出したものを見る事で能の判断昨日は育たない。

音に関しても2万ヘルツ以上の音はデジタル音ではカットされている。
低い20ヘルツ以下も同様だ。
耳で聴こえなくとも空気の振動として触覚で感じているものが無い。
光も触覚でかんじると聞く。
全て人類の脳が計算し指令を出しているから。
それらの機能の発達が無い場合、いわゆる脳の発達障害でもある。

これらは感情を抑制したりコントロールしたりする事に密接に繋がる。
美味しい料理が出てきた、見た目も綺麗、匂いも素晴らしい食べてみたらアジも舌触りも素晴らしい。美味しいと感激する。
素敵な異性に逢い、恋に落ちるのも五感が大切。

便利で科学的なものを判断するにはある程度知性が伴う。
良い演奏や曲、素晴らしい絵画、映画、人々に巡りあったりしたときの判断も知性と教養に左右される。
それらを磨く事は年齢に関係なく大切ですね。