若い方たちと話しているとカラーではない白黒の映画のイメージが出来ないという。
当然、観た事は無い。

考えてみればテレビに色がついているのが当たり前の世代のほうが多くなっている今日、白黒の映画を観るのは本当の映画ファンのみかもしれない。
白黒の時代だが古今東西の名画も数多くある。
3Dのようになると人間のイメージも感性も育たない気もする。

私たちが若い頃、映画の宣伝に総天然色と書かれており、天然色美人なる表現されていた女優もいた。
特に最近、白黒の名画を録画して観ることが多いので、若い方に観てもらえたらありがたいと思う。

友人で孤高の天才ピアニスト、アンリ・バルダからカラーのグレタ・ガルボを知っていると自慢されると少し悔しいが、白黒の彼女も永遠の美女に変わりない。