昨夜、録画しておいた『馬上の二人』と云う映画を観た。
監督は巨匠ジョン・フォード。主演はジェームス・スチュワート、リチャード・ウイドマークの名優。女優陣はシャーリー・ジョーンズ、リンダ・クリスタル。脇にジョン・マッキンタイア、ウッディー・ストロード。
シャーリー・ジョーンズ以外はジョン・フォード一家。

多分、全くイメージも湧かない名前の羅列でしょう。
シャーリー・ジョーンズはミュージカル女優として『オクラホマ』『回転木馬』で人気のあった人。
ジョン・フォード監督はアカデミー監督賞を4度も獲得している大巨匠。
彼の好みの女性像は美人で男勝りだが女性らしいタイプと清楚で儚気なタイプ、鉄火肌で姉御のタイプのヒロイン像。
モーリン・オハラタイプ(ジョーン・ドルーもいた)をシャーリー・ジョーンズ、儚気な美女はリンダ・クリスタル、彼女は目だった作品は無かったが私の好きな女優だった。

今の日本で言えば拉致問題。
コマンチ族に連れ去られた女性と子供を騎兵隊中尉のリチャード・ウイドマークと有名な保安官でもありガンマンでもあるジェームス・スチュワートとで引取交渉にいく話。
しかし、アメリカ先住民を悪としては描いていない。
後半の最後はむしろ白人達のおろかさも描いている。全編優しさの溢れるジョン・フォードタッチの画面は巨匠らしい。
この撮影監督、フォード一家の名カメラマンのジャック・カーディフでは無くクレジットタイトルで知ったのはチャールス・ロートンJrとなっていた。
名前からしてかの名優チャールス・ロートンの息子であろう。
フォード一家とロートンとのつながりは無かった様に思うが敢えて言えば、名画『ノートルダムのせむし男(禁止語ですが)』でフォード好みのモーリン・オハラとチャールス・ロートンが共演したつながりしか思い浮かばなかった。

多分、チンプンカンプンな日記ですが、特にジョン・フォードの作品では名作ではないが観ておく価値も有ると思い書いてみました。