多分日本ほど清潔で安全な国は無いと思う。
私が子供時代を含め若かった頃、アメリカやヨーロッパはマナーが行き届いて道にゴミを捨てる人はおらず奇麗だとか、シンガポールは法律で厳しくされているから清潔な町だと言われていた。
しかし、海外からの知人や友人から「なぜこんなに奇麗なのか?信じられない」と言われる。
確かに行政や各店舗や町内会、自治会等で掃除をしたりしているが、組織と云う観点で行なっているだけで個々が心がけているのか疑問がある。

ある本で読んだ記憶が有るのですが、障害者の団体と障害を持つ方達がアメリカのある町に視察に行った。
空港からおりて町に行っても、車いすの為の整備はされておらず歩道から車道へも段差が有り腹立たしく思っていると、必ず誰かが車いすを持ち上げてくれたり押してくれたりして安全な所に行くと明るく微笑んで去って行く。
買い物でなれないお金で困っていても誰かが手伝ってくれたりしたそうだ。
結局、お金をかけてハードを整備するより、人と人との優しさが必要なのだと書いてあった。
我々はそんな風に優しいのか? 反省する事も多い。

お城や城塞を見ても、日本の城は城下町が有り城は要塞になっており武士達が最後まで戦う様になっているが、町民達は守られてはいない。
ヨーロッパの城塞はその中に町が有り、民はその中で外敵から守られる。
結局、為政者の考え方の違いなのか?
それを、確立した徳川幕府で士農工商の身分制度は生きている。この場合の商でも豪商は士と同じ身分だと思う。つまり、今の政治家や官僚、役人と一流上場は士であって、『切り捨てご免』の世界が有る。

明日からの国会でこの身分制度が変化し、教育も変わって行くのか見て行こう。
ちなみに亀井大臣のモラトリアムの法案。私の周りの商人達は賛成だ。
本日はこれから神戸市長選挙に行く。誰に投票するかは内緒だが。