この前に来社されたM名誉教授との話の中で、今、日本で難聴の方の増加が著しいそうだ。
老人層が増加している事を省いても大変な現象らしい。

町で見かけるイヤーフォーンで iPhone等の携帯録音機を使用している方は年々増加している。
そうまでして音楽を聴くのが不思議だ。コンサートにも行かないのに。
ファッションなのだろうか?
これはウォークマンが世に出てから多くの人が使用して来ている。
ウォークマンを初めて見たとき、補聴器を利用している人と思っており、若いのに気の毒だと思っていた。それを大真面目に言って笑われた経験がある。
私はイヤーフォーンやヘッドフォーンで音楽を聴く習慣がないのですが、あまりにも流行を知らない自分が恥ずかしかった。
今もスピーカーから音が出ている物しか聴かない。車での携帯電話以外。

元々、ヘッドフォーンによる難聴は指摘されているにも拘わらずメーカーは推奨している。
現在の録音は倍音構成が少ないゆえに楽器本来の音とは異なる。しかも自然の音を遮る方法で機械を使用している。
これが続くとどうなるのか?
後から近づいて来る車にも気付かないかもしれない。
M先生がおっしゃるには、「物心ついた頃からイヤーフォーンで音を聴いてそのまま一生イヤーフォンを使って補聴器に移行する人が国民の70%になる可能性がありますね」との事。