「This is Wonderfull Piano. Very nice piano,Toyoji.」と『六甲ミュージックフェスティバル』の講師に来ていたアンリ・バルダが置いてあるベビーグランド(奥行152Cm、サンプルなので当社にしか無い)を弾いて言ってくれた。

私自身、音の良さと作りがしっかりしているピアノだと云う事は判断出来るのだが、ピアニストの方からの意見を聞きたくて延べ50人以上の方に(音楽大学生、音楽高校の学生も数人含む)弾いてもらい、高い評価に少し驚いていたが、まさか、ピアノに対しても気難しいアンリから賞賛されるとは思っていなかった。

最もクオリティーと価格でもリーズナブルなピアノだと私は思う。
外側のケースとフレーム以外は全てドイツ製の物(響板も)を使用。中国製では有るが実際はドイツ人の技術者の元で組み立てられたこのピアノ、ドイツ製だと思っていただければ納得。

考えてみれば日本の一流メーカーの家電製品も中国製と書かれている。
もはや世界の生産拠点の中心として大発展の中国。技術力も素晴らしく向上している。
今回『六甲ミュージックフェスティバル』の会場を変えた事で、思わぬ予想外の出来事に遭遇した。まずピアノに対してお世辞を絶対に言わないアンリの事だから「こんな小さなピアノは駄目だ」と言うのではと思っていら、最大の賛辞。
私の耳もまんざらでないと少しだけ思った???
楽器屋のひとり言