以前にも紹介しましたが、神戸の象徴の『六甲山』、昭和20年以前は禿げ山でした。
花崗岩「御影石」の産地でもあり、もろい構造の山です。しかも標高だけは900メートル以上ある。
私の母が阪神淡路大震災後、私に言っていた「昭和13年の大水害を経験し,空襲を経験し、今度は大地震。神戸は呪われているのかしら?」と。
神戸の歴史を見ると、たしかに水害の多い地域でした。
それは、六甲山に木が無く、保水出来ない事が原因だった様にも感じます。

これも以前に紹介しましたが、私の小学校時代、年一度六甲山へ歩いて登る遠足が有りました。その時、各クラス毎に木の苗を持ち、植樹しながらの登山でした。
学年毎に歩く距離は異なり、5、6年は頂上まで登ります。
その時植えた木が,いま大きくなっていますが、私達の植えた木々、樹齢50年を超えて来ており、60年を過ぎると,木の保水力、二酸化炭素の吸収力が下降すると聞いており、そろそろ伐採と新たな植樹をしなければ、また水害の心配のある街になって来ないか不安でもあります。

また少しづつ、私達や子供達による植樹が始まればいいなと思う今日この頃。