私は人類学も歴史も植物についてもほとんど知識を持っていない。
しかし、人間(人類)がなぜ今のように他の動物よりも大きな顔をしているのか不思議だ。

私たち人類は他の動物(小動物は除けて)と戦って絶対に素手で勝てると思えない。まして肉食動物とは相手にならない。しかも、素早さも他の動物以下だと思う。
人類の起源はアフリカといわれている。当時のアフリカがどんな所か知らないが、もし我々の知るアフリカと大差がなければ大変過酷な環境を生きたと思う。
しかし、生き延びてきた。

想像するに我々の祖先は相当本能的に危険を察知する能力があったのだろう。おそらく危険を感じた時に避難する所は大きな木の上だったと思う。
おそらく危険を察知することに優れていたのは他の動物に比べて脳の大きさがあったからか、頭を使うことで大きくなるように進化していったのかもしれない。
我々を常に守り、食物も与えてくれたのも木を中心とする植物たちだろう。
病気になった時に、治してくれていたのも木や植物でした。
今、ハーブやアロマと呼ばれているものです。
これを利用し、化学物質にして大きな利益を生むようにしてしまったのも人類。
しかし、体に優しいのは、もともとの植物たちなのかもしれない。

今の我々は散々植物や木々の恩を仇で返してはいないだろうか?
我々にもっとも多量の酸素を供給してくれているアマゾンや南方の雨林の伐採や焼いてトウモロコシ畑に変えようとする愚かな行為。
森の中にひっそりと生息していたバクテリアやウイルスが我々に牙をむくのも当たり前です。

木は切っても死にません。それを証拠に木の家や木で出来た楽器は人々に安息ややすらぎ、暖かさを与えてくれています。
もう一度、木や植物を見直そうではありませんか。