トニー・ベネット

若い方達には余り馴染みの無い大歌手でしょうね。昨年NHKの衛星放送で彼の80歳を記念してのライヴを放送していた。
私の大好きな歌手で、この10年、ほぼ毎年１枚アルバムを出して来ていた。まさか、70を過ぎてからとは意識していなかった。中学時代から聴いていたけれど、彼の年齢を考えていなかった。
その頃はこのてのシンガーの頂点にフランク・シナトラが君臨しており、その兄貴格ではビング・クロスビーも健在だった。テレビ番組のペリー・コモ・ショーやアンディー・ウイリアムス・ショーで日本では見られない歌手達を知った。

昨夜のライヴは超豪華な歌手達とデュオをしていた。勿論このアルバムのCDは既に持っている。
ポール・マッカートニー、ボノ、スティービー・ワンダー、バーバラ・ストレイザンド、ダイアナ・クラール、クリスティーナ・アギレラ他、素晴らしい出演者達だった。

しかし、彼の歌、とても80歳の声ではない。信じられないくらい素晴らしい。
25年以上前、彼のコンサートに行った時、マイク無しで大阪フェスティバルホールで「Fly me to the moon」を歌いその声量の素晴らしさに感激した。その時のままである。素晴らしく努力しているのでしょう。

若い方達にも、彼の歌を是非聴いて欲しい。人柄がにじみ出る様な歌を。
そして、私も80歳であの色気ある雰囲気を目指したい。素晴らしい歳の取り方を。しかし、80まで生きるのは無理だろな。