20年以上前の音楽教室の保護者の方からは「子供たちが聴けるコンサートをお願いします」とよく言われました。コンサートを開催すると多くのご家族にお越しいただけました。
この10年顕著な傾向でコンサートにお誘いしても反応は薄い!
当社の主催ですから未就学のお子様も聴けるようにしているにもかかわらず喜ばれるのは少数派です。
さらに問題に思うのは指導者もコンサートに行っていないように思う。
一般のコンサート、いや舞台芸術、アートの鑑賞もテレビのお薦めや新聞とが書き立てるものには少々高額でも足を運ぶ方は多い。海外の✖️✖️美術館から来ているのは長蛇の列。
自らの感性を磨いていない。
確かに減少傾向ではあるが音楽のレッスンに来られる人はいる。しかし、聴きに行くことは無い。
料理教室で習い完成した料理も美味しいのかどうかを判断するには食べたことがなければ分からない。
音楽も然り!
良い演奏に触れる機会が多ければ多いほど感じられ分かることが多い!
むしろ分からなくても感じられることの方が大切です。
ヨーロッパ、アメリカの大学ではリベラルアーツという科目が中心になり専門科目につながっていると聞きます。したがって日本の受験用の詰め込み教育ではついていけない。それも、留学生(特に男子)が激減している要因かもしれない。
人の心や気持ちを理解できない人が主流の国になってほしく無いですね。
東京大学ではリベラルアーツを一般教養で取り入れだしたそうです。


リベラル・アーツ(英: liberal arts)とは、• ギリシャ・ローマ時代に理念的な源流を持ち、ヨーロッパの大学制度において中世以降、19世紀後半や20世紀まで[1]、人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本と見なされた自由七科のことである。具体的には文法学・修辞学・論理学の3学、および算術・幾何(幾何学、図形の学問)・天文学(円運動についての学問、現在の地理学にも近い)・音楽(ここでいう音楽は現代の定義の音楽とは異なる)の4科のこと。• 最近では、そうした伝統的な科目群の位置づけや内容に現代的な学問の成果を加え、やはり大学で誰もが身に付けるべき基礎教養的科目だと見なした一定の科目群に与えられた名称で、より具体的には学士課程における基礎分野 (disciplines) のことを意味する。この現代的な分類では、人文科学、自然科学、社会科学、及びそれぞれの一部とみなされる内容が包括されることになる。
楽器の演奏は老化を食い止める効果があるということが、ある最新の研究結果によって明らかになりました。

特に9歳以前から楽器のレッスンを続けていた人と、生涯にわたって長く同じ楽器を演奏し続けていた人にその傾向が強かったようです。

音楽と若さの関係については以下から。

Forever young? Why being a musician can slow effects of ageing | Mail Online

研究者によると、45~65歳で楽器を演奏している人たちは、同年代のそうでない人たちよりも記憶力と、雑音の中でスピーチを聞き分ける能力が高かったということです。これ以前に行われた学生を対象にした実験では、音楽の指導を受けた生徒は勉強がよくできる傾向があったという結果がでていたとのことで、音楽がよい影響を与えるのは若者だけではなかったということが証明されたようです。

特に雑音下でスピーチを聞き分ける能力は、同じくらいの年格好の人でも著しく個人差が出るとのこと。その理由として、高齢になると社会的に孤立してしまいがちであることや、気分の落ち込みが関連しているのではないかとも言われています。

その理由をさらに詳しく突き止めるため、アメリカ・イリノイ州にあるノースウエスタン大学の聴覚神経科学研究所は、音楽を趣味とする18人のグループと、そうでないグループ19人を対象に比較実験を行いました。被験者の年代は45~65歳でした。

すると、楽器を9歳より以前に始めた人や、1つの楽器を生涯を通じて演奏し続けている人は、楽器に触れていない人よりもずっと優れた聴覚・視覚能力を発揮したそうです。

この研究の共同執筆者であるNina Krausさんは「幅広い音域から意味のある音を選び取って奏でる経験は、聴覚を増強します」とコメントしており、楽器の演奏によって聴力が鍛えられることを明かしています。


しかし聴力が鍛えられるといっても、音楽を趣味にすることで音がよく聞こえるようになるというわけではなく、楽器で正しくメロディーを演奏しようとすることで、聴覚の神経系が微調整されるという方が適切なようです。

「音色というのは楽器を演奏する人にとってみれば、いわば画家が扱う絵の具のようなもの。曲を演奏するために正しい音を扱うことで、聴覚や記憶が鋭くなるのだと仮定できます。音楽をたしなむことで、加齢によって起こる、コミュニケーションに必要な能力の低下を食い止めることができるのです」とKrausさんは解説しています。
今年も8月は家内共々休み無しですが、素敵な才能の持ち主達に逢えるのが楽しみです。
まだ少し受講枠が有ります。
希望される方は下記のホームページからお申し込みください!

8月10日(日)~16日(土)までの期間で『六甲ミュージックフェスティバル』を開催致します。

講師:アンリ・バルダ教授(エコルノルマル教授、元パリ高等音楽院教授)
レッスン:1時間30分(1レッスン)
1レッスン:¥37,000
2レッスン以上:¥35,000
通訳の必要な方は¥5,000必要です。
聴講は¥3,000(終日・小中高校生は無料)

http://www.portnet.ne.jp/~rfes/